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網膜硝子体手術の実際~網膜前膜~

EPIRETINAL MEMBRANE網膜前膜(黄斑上膜)

網膜最中心部を指す黄斑を代表とする網膜面上に被膜が付着した状態を指し、日本人の発症率は4%程です。
加齢とともに硝子体(眼内を満たすゼリー状物質)は退縮し、網膜から分離しますが、網膜上に硝子体皮質(ゼリー状物質の表皮)を代表とする被膜が残存もしくは付着し、残存した皮質に含まれる増殖因子によって細胞が増殖し、その場所において収縮しますと、網膜に牽引を発生させます。牽引により網膜が歪むと、フィルムに相当する器官であることから見え方としても歪みを自覚(変視症)し、大きく見える(大視症)や視力低下も起こりえます。

EPIRETINAL MEMBRANE 網膜前膜(黄斑上膜)EPIRETINAL MEMBRANE 網膜前膜(黄斑上膜)
EPIRETINAL MEMBRANE 網膜前膜(黄斑上膜)EPIRETINAL MEMBRANE 網膜前膜(黄斑上膜)

特に変視症・大視症の自覚があり、日常生活に困難をきたす場合は手術加療の適応となります。
硝子体・網膜・脈絡膜を精密に画像診断するOCT・OCTangiographyを含めた精査により、網膜内のある一定層の障害が少ない状態、もしくは障害発生していても短期間である場合は術後良好な視機能が期待されます。逆に障害が強い場合は、回復度合いに限度がございます。そのため変視症・大視症の自覚がある場合は、早めに精査をお受けになることお勧めします。

単純・処理画像を確認することで手術を急がなくてもよい場合、もしくは急がないと進行する場合(早く進行する場合、遅く進行する場合の分類も含めて)を見極め、患者様が置かれた社会状況や視機能に求めるレベルを重点項目に取り入れて手術加療適応の判断をしていくことになります。

【 症例01 】 通常症例

  • BEFORE

    BEFORE 術前
  • AFTER

    AFTER 術後

ご本人様ご自身で手術加療実施のご決断を当日される、もしくはご家族ご友人と相談をされるなどして後日ご決断されましたらご予約をお取りします。
手術は20分~30分程の加療時間を想定しており、上記しました3ポート法施行の後、硝子体切除除去し、高精細鑷子にて網膜前膜を丁寧に剥離除去します。また、白内障手術(水晶体再建術)と同時施行することが多く、その場合は25分~35分程の加療時間となります。多くの場合、術後30分程ご休憩下さってからの御帰宅となります。

【 症例02 】 網膜分離併発例

  • BEFORE

    BEFORE 術前
  • AFTER

    AFTER 術後